2014年08月03日

「療養所(サナトリウム)」

1929912847_14s.jpg歌の力はすごい。
特にさだまさしさんの詩は、心にずしりと来ることがある。

日曜日、ボランティアの会議があった。
3団体が合同でするもので、3年目を迎える。
長年、それぞれに分担してきたが、交流を持つことにしたのである。

別団体のIさんは、僕と同い年。1ヶ月先輩である。
といっても僕が電話相談を始めた頃は、
既にベテランだったので、ずーっと先輩である。

昨年の二次会でカラオケに行った。そして今年も…。
失恋した若いスタッフを励ますというのが口実。
Iさんのお母様が今月亡くなられたと聞いた。
いつもパワフルなIさんが、1曲母に捧げた。
さだまさしの「療養所」大ファンと言うだけあって渋い選曲。
淡々と語られる詞の中に、
お会いしたこともないが、Iさんのお母様の面影を感じた。
そして52歳で他界した僕の母の面影が重なる。
涙があふれて、あふれて仕方ない。
Iさんも泣いていた。ふたりは握手してハグをした。

ふと「椎の実のママへ」が大好きだと僕が言うと、
僕の両手を取って、固い握手を求められた。
今までそんなに親しい感じではなかったのに、
急に同級生みたいになる。
同じ時代を生き抜いた仲間なのだ。
昔はテレビの視聴率も高く、
たぶん同じ番組を見て育ったのではないかと思う。
からだにしみついているフィーリングが似ている気がする。

さだファンの中でも一番人気の「主人公」をIさんが入れた。
彼の合図で、一緒に歌う。
じゃましないように合わせる。
それぞれ違う病気を抱えながら、前を向いている。
表には出さないしんどい感情もある。
それぞれに頑張っている。
そしてそれぞれ人生を「主人公」として生きている。
これからもずっと。
来年、一緒にまた肩を組みたい。
posted by いく at 12:35| Comment(0) | ぷらっといく。…日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする