2015年04月26日

+@ 隠れるという選択

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いよいよ東京レインボーウィークが始まった。
昨年よりさらに盛り上がっている感じがする。
渋谷区でパートナーシップ条例が採択されたからだと思う。

この動きを良いとは思っていない人たちもいるだろう。
セクシュアリティがLGBTQではない人たちだけでなく、
同じ立場の人たちの中にも反対意見がある。
今までは、誹謗中傷や揶揄されるとき以外に
話題になることや議論されることが少なかった。
あらゆる意見が飛び交っている今は、大切な時なのだと僕は思う。

先頭に立つ人たちへいろいろな声があるようである。
東京のパレードは、そうした声に潰れてしまった経験をしてきた。
万人が納得のいく形になることは、ないのだから、
今の形を続けていくことを応援しようと思う。
そしていつか多くのLGBTQの人たちが、笑顔になる環境になることを望んでいる。

「AIDS IS NOT OVER」のシンポジウムに出た。
他の出演者の話を聞いているうちに、病気のことを隠して生きていた時代が
僕にもあったことを思い出していた。
1997年に感染がわかった頃のゲイバーでの話。
あるお店に暗がりがあり、僕はその向かい側のお店によく飲みに行っていた。
当時はマスターにもお客さんにも、
感染している事実を全く話していなかった。
排除されることが怖かったのである。
そして向かいのお店から流れてきたお客が、
開口一番「エイズ持ちが来てもらっては困るんだよな」と
マスターに他店での不満を訴えてきた。
「怖くて、おちおち遊んでいられない」と言うのだ。
あの時の僕は、ただただ怯えていた。ひっそりと、わからぬように。
そして何の抗議もしなかった。
何も言わなかったのだから、その言葉を暗に認めたことになる。
でも正直、勇気がなかった。

18年たって、僕はHIV陽性で、エイズを発症していたと、人前で話すようになった。
その背中を押してくれたのは、一向に変化が見られない、社会の受け入れだった、。
パートナーの条例が認められることも、
年々拡がっていくLGBTQの人たちの笑顔とアライの人たちの存在も、
HIVの治療がこんなにも進んで、生き延びられることも、
多くのHIV陽性者が自分の会社や身の回りで病気のことを伝えていることも…。
だから今は叶っていないことでも、
続けていれば、形になるのかもしれないと思っている。
誰にも話せないで、ひっそりと生活している人が大勢いる。
だからこそHIV陽性者として存在して、一緒に生きていることを感じてもらおうと思っている。
posted by いく at 03:23| Comment(0) | ぷらっと呟く。…つぶやき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年04月25日

今日

東京レインボーウィークです。今日ステージで13:00からAIDS ls not overに出演します。
posted by いく at 11:39| Comment(0) | ぷらっと呟く。…つぶやき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年04月09日

ぷらっと行く。北陸紀行A〜東尋坊(2015年3月21日日曜日)

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金沢での泊まりはルートイン金沢駅前。
次の日の宿が、贅沢の極みだったので、節約のために選んだ。
ビジネスホテルでは珍しい、1泊2食付のプラン。
食・呑み処「花々亭」にて定食(ご飯・お味噌汁・主菜・小鉢)の提供と書いてあり、
まあお腹を満たせれば…と思っていた。
ところがなんと新鮮なお造りの桶が出て、ウァーと声が出ちゃった。
更にから揚げとサラダもあり、満腹、大満足。
部屋も静かで、ベッドの固さもちょうどよい。
14階に人工温泉だが大浴場もある。旅の疲れを癒すには最高だ。
これで1万円少しだから超お得。

翌日、芦原温泉に向かう。IMG_0006.JPG
駅前ロータリ-は、昭和の香りがした。少し寂れた感が素敵。
単純な懐かしさと、あの頃から頑張って生きてきたと自分を振り返る時間。
温泉街までの並木道が素晴らしい。北海道にでも来たような雄大さだ。

宿に荷物を置き、東尋坊に向かう。
商店街は大賑わい。新幹線効果か黒山の人だかりだ。
焼きトウモロコシで腹ごしらえ。
旅先で食べると、なんでこんなに旨いのだろう。
東尋坊タワーは眺めるだけにした。ここも昭和の香りがする。
昔は賑わったのだろう。今はところどころペンキがはがれている。
土産屋の店先にボンカレーの看板があり、記念撮影。
顔の部分がくりぬかれたやつ。
僕の子供心をくすぐってくれる。
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東尋坊では、断崖の下から運行している遊覧船に乗る。
この時期は海が時化ることが多いので、乗れたこと自体が幸運だと言われた。
自然の神秘が作り出した風景。陸から見るのもいいけれど、
海からのそれは、乗船した人しか見ることができない。
波がいたずらしてできた断崖は圧巻。
サスペンス劇場で死体が見つかり、犯人が捕らえられるシーン。
そんなことを想像するだけでワクワクする。
断崖って、最果て感があるが、その先に一歩進めば、
新しい命や未来が見えるのかもしれない。
命を絶つくらいの気持ちで、チャレンジせよ…と、
風の声が聴こえた。
大海原に向かって、自分の舟を漕ぎ出したい気分になる。
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ランチの時間になった。
観光地は止めにして、どこかで地元の香りのする
食堂で食べたいということになり、
次の目的地、三国を目指すことに。
posted by いく at 03:00| Comment(0) | ぷらっと行く。…旅日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする