2012年10月12日

「おにばば」復活!

IMG_2424.JPG隣の駅で、このお店を初めて見たときから、気にはなっていた。
「おにばば」という名前を、一度見たら忘れないが、
どんなお店だろうと思い、飛び込む勇気がなかなか出なかった。

数年後、その近くの病院に透析に通うようになる。
「おにばば」は目と鼻の先である。
一度、覗いてみたものの、満席状態で、一元の客が暖簾をくぐるわけにはいかなかった。
それから数か月たったある日、時間が遅かったこともあるが、空いていた。
大概5種類のメニューが並ぶ、魚料理が中心だ。
最初に頼んだものが、何だったかは覚えていないが、
とても美味で、感動したのを覚えている。
それから通い始めて、3年くらい。

8月の終わりに、「ママが手術のため、しばらくお休みなんです」と言われた。
大切な心のよりどころを失ったような気持になり、
「また是非お願いします」と言葉を残して、店を出た。
暑い日差しが、僕の肩にかかり、1か月か…と呟いた。

以前に何度も経験している、悪い予感。
少し休むだけと言っているけれど、結局は店をたたんでしまうことの多さ。
後から聞く、大病の知らせ…。
それからは、時折覗いてはいた。
でもあの日のまま止まったように張り紙が微動だにしない。

IMG_2321.JPG一昨日の朝、お店の前を通りがかったら、すでに暖簾がかかっていた。
準備中の文字を見て、心が躍った。あのランチがまた食べられる。
透析が終わって、花屋に向かい、ほんの気持ちの花束を作ってもらう。
「快気祝いです」と差し出したら、「まあ」と言いながら、とても喜んでくれた様子。
そして美味しいお魚料理を頂きました。味噌汁がまた、絶品なんですよ。
ただただ嬉しくて…。しあわせ。

以前遅い時間に、お店にNHKの取材が入っていたことがある。
「おにばば」の由来を尋ねていた。珍しくて一度で覚えてもらえる名前。
そう答えていたママ。おにばばではなく、心優しいママ。
心が優しいから、「おにばば」ってつけることができたのだろう。
本当だったら、怖いもの…。早く気付けばよかった。
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