2017年03月28日

57歳の卒業

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僕には長い間抱えていたキズがあった。大学中退である。
単位を落として、卒業が見込めなくなったとき、
内定が決まっていた会社に報告をしたら、
二部学生であったこともあり、仕事をしながら卒業を目指したらどうかと、勧められた。
条件は一つ、卒業できていないことを口外しないこと。
しかし営業という仕事は、そんな甘いものじゃなかった。
結局半年後、泣く泣く中退を選んだ。
そして僕の心の中に、後ろめたさとして残った。

35年越しで、法政大学を卒業。
一昨年から通信教育で目指していた。
学業から何年も離れていると、感覚が戻らない。
法律学科は文字通り、法律の勉強。用語も内容も難しかった。

学位授与式を、父母席から見ていると、
アリーナにいる学生たちが、輝いて見える。ピッカピカなのだ。
57歳最後の日の僕は、少しだけ気後れをしていた。
23歳の時に迎えていたら、どう感じていたのだろう。
式の最中、僕の心は卒業できた喜びと、
もっと若いときにできたのではないかという問いが交錯。
転職を考えるたびに、「中退」の二文字が僕を苦しめた。
ゲストの庄野真夜さんが祝辞で
「今日が一番若い」と言っていた。そうだ、今が一番若い。
心のわだかまりがスッとなくなり、素直に喜べる感覚になった。
校歌を歌っていたら、ウルウル。声が震え、歌えなくなった。

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翌3月25日は、58歳のバースデー。
横浜でユーミンのライブを見て、余韻に浸る予定が、
入金を忘れていたというポカ。
それでも怒りもせず、非難もせず、
隣にいてくれる相方の存在は、本当にありがたい。
ホテルから目の前の山下公園と氷川丸、そしてみなとみらいの景色を眺める。
横浜の街をテクテク歩いて、レナーズのマラサダや、象の鼻アイスを食べた。
そして夕飯は「蟹風船」で蟹三昧。
半身のズワイガニも堪能できたし、甘〜い蟹の刺身もいただいた。
蟹の和風グラタンは最高に旨かったなぁ。
大満足の一日。

あと10年生きられたら、父が天国に逝った年齢になる。
でもできれば20年は生きたいなぁ。
その間に何ができるか。もう一度考えてみよう。
新たな一歩が始まる。
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posted by いく at 04:50| Comment(0) | ぷらっといく。…日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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