2013年07月19日

NLGR+2013結婚式 最終回 ブーケトス&フィナーレ

結婚式のラストは、僕らのリクエストで実現したブーケトス。
取り入れたのは、友人からのメールがきっかけ。
「絶対、私が取るわ」と書いてあって、
幸せを僕らだけに留めてはいけないと思いを揺り動かされた。

壇上からだと、ブーケが綺麗な放物線を描かない可能性があるとの判断で、
少し間延びしてしまいましたが、客席のそばから投げることに…。
会場に何人もの友人たちがいたので、
その中の一人に取ってもらいたいと、
僕は思いを込めて投げましたが、
あと一歩のところで、他の方に取られてしまった模様。
よしが投げた方は、友人の近くには行かなかったらしく…。
でもブーケを手にした方は、とても喜んでいた様子なので、
良かったと思います。
会場にいた方々、僕の周りの方々への僕らのささやかな思いでした。

結婚式が終わると、退場をするわけですが、
みなさんの拍手に包まれている感覚は、一生の宝物だと感じた。

グランドフィナーレは、カラフルな風船を空に放つ企画。
初めて参加したのですが、とても感動しました。

青空に風船が飛んでいくとき、DSC_0392.jpg
結婚式での出来事が脳裏に浮かび、
僕らの夢や願い、
みんなの夢や願いが叶いますようにって、
自然と心の中に浮かんできた。
会場の人たちの気持ちが繋がっていて、
それが幸せや平和に繋がっているような気がした。
自然と涙が溢れ、今ここにいることに感謝。

僕らの結婚式を、今日この場でしたことが
みなさんの素敵なことに繋がっていると信じて…。

NLGR+結婚式の報告はこれでおしまい。
これからもずっとこの日のことを忘れずに、生きていきます。
幸せが届きますように。
posted by いく at 02:49| Comment(0) | ぷらっと行く。…旅日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年07月02日

NLGR+2013結婚式 C ご来場のみなさまへ 

続いて、祝電が披露された。
オランダのNさん、
4人連名のNHKのIさん、Tさん、TFMのSさん、Hさん。
それぞれに心温まる内容。心が熱くなったところで、僕の出番である。

司会の野田さんが「それではおふたりから会場のみなさまに挨拶があります」
その瞬間、原稿が手元にないことに気が付く。
あたふたとする僕。
野田さんが小声で「原稿なしでいけないの?」と尋ねる。
空で話せるように記憶したわけもなく、「無理」と答えた。
スタッフがいろいろと探してくれ、数分後に原稿が手元に届く。

この文章を書きあげて、練習で読み上げたときは、
必ず感極まって、涙が止まらなかったので、
最後まで行きつけない時には、よしに交代してもらうことにしていた。
この慌てふためいた瞬間が、僕の感情のピークを下げてくれた。
そして最後まで読み切った。

以下、その全文。IMG_3352.JPGIMG_3355.JPG

「ご来場のみなさまへ」
本日は、パートナーのよしと、私、佐藤郁夫の結婚式にお立ちあい頂きありがとうございました。
みなさんの前で、結婚ができたことに心から感謝しています。

HIV陽性の方々、
セクシュアルマイノリティの方々、
また周りで見守ってくれている方々、
結婚式のためにお越し頂いた方々、
NLGR+のこの場に偶然居合わせた方々、
本当にありがとうございました。
また遠くから応援していてくれる友人たちにも感謝しています。

今日僕らは、永遠の愛を誓いました。
もしも今日、心が少しでも温かくなったり、
なんとなく小さな光でも感じて頂いたとしたら、
僕らは嬉しい限りです。

思えば、最初よしと会った時に、
こんなに長く続くと思っていませんでした。
人生って、何があるかはわからないです。
すぐそこに幸せがあるかもしれません。
でもそれはふたりが、幸せをずっと願っていたり、諦めずに探してきたことで、
実を結んだのだとと思います。

HIV陽性であることや、
何かの障害があることや
セクシュアルマイノリティであることは、
マイナスではなく、プラスにできるのものだと僕らは信じています。
もしかすると今日、HIV陽性がわかった方がいるかもしれない。
でも信じていれば、きっと幸せになれます。
そうできる力が、誰にでもあるのだと思います。
そしていつか、このイベントで陽性とわかった方の
幸せの瞬間を、僕らも祝福したいと思っています。

会場のみなさん、よろしければ胸に手を当ててみてください。
そこには今、幸せの種があります。

その幸せの種を、
いつかきっと大きな花にしてください。

最後になりましたが、
NLGR+のスタッフ及び、企画/運営をして頂いたみなさま、
素敵な時間を作って頂き、有難うございました。

ヴァレンティ・ウェディングのみなさま、
衣装を提供して頂いた「マルイチ」のみなさま、
お花を飾って頂いたたかしさん、
司会をして頂いた野田さん、
記録を撮って頂いた「天野写真室・Zen’s」のみなさま
僕らの結婚式を盛り上げて頂きまして、ありがとうございました。

また僕らを強く育ててくれた
ぷれいす東京のみなさま
日本HIV陽性者ネットワークのみなさま
ありがとうございました。

そして、ふたりのことを認めてくれた、
妹たち、ありがとう。これからもよろしく。

みなさま、
今日は有難うございました。

よし/佐藤郁夫

posted by いく at 02:33| Comment(0) | ぷらっと行く。…旅日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年07月01日

NLGR+2013結婚式 B リング&キス

誓いの言葉が終わると、少し落ち着いた。
よしが書いた「誓いの言葉」に、僕がサインして、
僕のものに、よしがサインした。そしてそれを会場に披露。

続いて、リングガールの登場。僕の妹たち。
何年か前に仙台のゲイの友人が結婚式を挙げたとき、仲人を頼まれた。
その時友人の計らいで指輪交換だけして、
「今度は結婚して」とのエールを受け取っていた。
そのプレゼントでもらった、リングピローに指輪が乗っている。
あのリングピローはこの日を待っていたのだ。

このとき、裏では涙ぐましい努力がされていた。
僕のくすり指がばね指(腱鞘炎)になり、腫れが治まらなく、
結婚式の4日前に手術を決行。
果たしてリングが通るかが問題だった。
スタッフの方々は、優しく「何とかなるよ」とは言ってくれたものの、
一向に治まらない腫れに、少し心配していた。
当日は滑りを良くするため、出るときと壇上での2回、
薬指にクリームを塗り、その場に備えた。

IMG_3336.JPG相手に指輪を入れるのって、思っているより難しい。
入れる側と入れられる側の呼吸がぴったりと合わないと、
スムーズにはいかないのである。
最初にこれを考えたのは誰なのだろう。
よーくできている。思いやりがないと、上手くいかない。
よしのリングを僕が差し込む。
そしてよしが、僕の腫れた指にリングを滑らす。
第2関節までがやっとだった。大切な共同作業が終わった。

ここで司会者の野田さんから、「成婚宣言」があり、
僕らの結婚を認める拍手が起きた。
その拍手の渦は、会場全体からあふれ出て、
僕らの体中を覆い、温かいカシミヤのマフラーのようだった。

そして誓いのキス。IMG_3341.JPG
僕らは生々しいのは止そうね、と話していた。
僕がよしのおでこに…少し腰をかがめてくれる。
よしは僕のほっぺたにキス。
ほんわかとした笑いがこぼれた。IMG_3342.JPG

司会の野田さんが、谷川俊太郎の詩を朗読する。
今までのこと、これからのことを考えて、ジーンとした。
(つづく
posted by いく at 08:41| Comment(0) | ぷらっと行く。…旅日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする