2011年11月16日

映画「ステキな金縛り」(控え目だけれどネタバレあり)

ステキな金縛り.jpg昨日「ステキな金縛り」を見てきました。
三谷作品で一番泣けるという前評判だったので、期待をしていたせいか、
泣ける場面はありましたが、すごく…というまでではなかった。
僕はコメディがあまり得意ではないのかも…。
でも三谷幸喜作品の中では、「ステキな金縛り」が一番好き。

先ずは冒頭のアニメーションがとても可愛かった。
そこから実写の世界へと入っていくのだが、その流れが好きだ。
前半、物語にどんどん引き込まれていく。

生瀬勝久さん(占部薫役)がいい味を出している。笑えた。
コメディ+法的劇+感動ドラマと歌っているのだが、
前2つはその通りだが、感動ドラマの掘り下げはいまいち足りない気がした。

そして途中で流れる深津絵里と西田敏行のデュエットが素敵。
初めて聞いた時、深津さんの声を松田聖子かさやかだと思った。
可愛らしい声が、西田さんの優しい声とマッチしている。
聞いているだけで、涙が溢れてしまった。

それと僕が個人的にどうして?そうしたの?って場面があった。
阿部寛(速水悠役)が関わるシーンだのだけれど、
コメディだから…と言われればそうだけれども、
それにしても扱い方に、違和感があった。
それはないよなって。別にそこをコメディタッチにしなくても…。
笑っている人もいたけどね、僕は苦笑…。

後半は、そんな展開?ってこともあったけれど、楽しめる内容でした。
それにしても最近の映画は、エンドロールが面白い。
最後まで見なきゃ損だよって感じ。

やはり期待し過ぎはいけない。
そこそこ楽しいし感動できるかもよって言われていれば、
すごくいい映画って思えたのかも。

2011年11月12日

本「江戸しぐさ」完全理解

「江戸しぐさ」完全理解.jpg数年前、タクシーの運転手をしている頃、
深夜のラジオ番組で取り上げられていた「江戸しぐさ」
それから心のどこかで、ずっと気になっている。
その時も1冊読んだのだが、今回読んだのは陽明学との共通性も書いた本。

江戸しぐさに改めて触れて見て、基本的な考え方に僕は魅力を感じる。
今の日本には残念ながらかけてしまいつつある「思いやり」がベース。
それも自然体で行う(行うという考え方も違うのだが)こと。
考えるより前に、動いてしまう仕草なのだ。

○「人間(じんかん)」は互角の付き合いが基本
 …見知らぬ人も「仏様の化身」と考え、対等な付き合いをする。
○お心肥(おしんこやし)…心を豊かにして、人格を磨くこと。
○三脱の教え…初対面で、年齢・地位・職業を聞かない。⇒それで判断しない。
○尊異論…人は違って当たり前。違いを尊重して柔らかく受け入れる。
○「威張る」「自慢」は最悪。
○七三歩き…7割が公道、3割が自分の歩く道。
○束の間の付き合い…見知らぬ人でも軽く挨拶を交わす。
○うかつあやまり…足を踏まれても、私がうかつでしたと謝る。
○傘かしげ…すれ違う時、傘を外に傾けて相手を通りやすくする。
○こぶし腰浮かせ…こぶし分腰を上げて、席などを横に詰める。
○「おはよう」には「おはよう」…相手の言葉に合わせて挨拶する。その場合年齢や地位は考えない。
○お互いさま…感謝の言葉に、返す時。「どう致しまして」より…。
○あとひきしぐさ…相手にも名残り惜しいと思って頂けるような仕草。
○許すこころ…不始末も相手の事情を考慮して、許すこと。
○もったい大事しぐさ…エコロジーの思想。 
など、数え始めたらキリがない。

人々が気持よくお互いを尊重して生きていく上には大切なこと。
生きていると、ついつい感情が先に出てしまったり、
柔らかい心で、接していないことがあったり、
江戸の商人のように、周りの人は全て繋がっていると意識すれば、
世の中が変わるのだろうと感じる。
読んでいて、そういう自分に気づき、反省をする。

これを機会に、見知らぬ人たちにも少し優しい顔で接してみようかな。
結局はそのことが自分の気持ちの豊さになり、
心の中に幸せ感が溢れてくるような気がする。
「江戸しぐさ」僕は気に入っている。

2011年11月04日

映画「ツレがうつになりまして。」

ツレがうつになりまして。.jpg泣けた。ほんわかとした。
相方を大切にしようと改めて感じた。
相方への感謝の気持ちでいっぱいになった。

大切な人とふたりで見て欲しい映画。
幸せを見つけたい人に見て欲しい映画。
夫婦にとって、そして生きることにおいて、
大切なものがいっぱい詰まっている映画。

相方が見終わった後に、ふと漏らした言葉。
「宮崎あおい(ハルさん役)って、あんなに上手かったっけ?」
僕もそう思った。
堺雅人(ツレ役)は大好きな役者だけれど、
役作りのために、随分と痩せたなぁという印象。
なんともふたりの呼吸が、夫婦のそれで…。
嫌味やわざとらしさがなく、ごく自然な夫婦の形。
ついつい側にいることが当たり前になってしまって、
思いやりや優しさを忘れてしまう夫婦。
やっかいなことも全て夫婦。

映画の中では、僕の琴線に触れてしまう言葉がいくつも散りばめられていた。
かなり我慢しないと、嗚咽になりそうだった。
結婚式の誓いの言葉をなぞらえるシーンがあるのだけれど、
僕らも、やっぱり結婚したいな。
いつも隣にいて、それが自然なのだけれど、
人前できちんと誓うことの大切さを感じた。
勿論、形でないことはわかっているが、素敵だなぁと思う。

「ぐるりのこと。」も、うつ病を扱っていたが、
いくつかの場面で、オマージュでは?と感じた。

僕は自分のHIVという病気をそのまま受け入れてもらっている。
過去の出来事の全てに見てみないふりをしてもらっている。
でもこれから僕らにも試練が待っているかもしれない。
そんな時、この映画を思い出そう。
そして自分が何をできるか、しっかりと見ていこう。
そんな風に思った。