2013年11月29日

献血からのHIV感染が起きた問題

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献血からの血液で、HIV感染が起こってしまったとの報道。
検査をしている専門家なら、そのリスクがあることは当然わかっている。
ウィルスに感染してから、血中に溢れ出すまでに一定の時間がかかるため、
ウィンドウピリオドという時期があり、今の検査ではわからない時期がある。
またその検査は、ウィンドウピリオドを満たしていても、
ごく少量のウィルスは測れないのである。
日赤は精度を20倍に高めると言っているが、
ウィンドウピリオドがなくなるわけでも、
限界値がなくなるわけでもないのだから、コストが増すだけなのだ。
コストをかけても、すり抜けはまたいつか起こってしまう。
技術的に無理なことを無理じゃないと言って、「安全だ」と言いたがる。
逆にどうしても避けられないリスクを正確に示さない。
原発の問題で、安全神話を作り、危険な情報が出ていても、
国民に知らせなかったことに似ている。
たぶん多くの国民は、パニックを起こさないのに、
国民に判断力がないと、国や行政に思われている。

マスコミの情報の流し方も気に入らない。
同性間接触をしていたことを言わずに、嘘をついたことで感染が起こったように、
個人に責任をなすりつけているように見える。
そもそも問診の時に、どうして「同性間」「異性間」が必要なのだろう。
確かに日本では、同性間での性的接触で感染が広まっている。
しかし異性間でも感染する感染症である。
問診時に必要なのは、同性間接触や不特定多数の接触を聞くのでなく、
オーラルセックスを含めた性接触で、正確に予防ができたかどうかの確認である。

もうひとつの疑問は、感染がわかった方のウィルスのタイプまで一致したのだろうか?
その方は、輸血以外のルートからの感染はありえない人なのだろうか?
50代以降で発症がわかる人が増えているという報告が出たばかり。
もしかすると今見えているルートで、感染したのではないかもしれない。

「献血」は安全に正しく運営管理しているが、
利用者が嘘をついたから、すり抜けが起こったという文面。
それでは何故2月の時点の血液でのHIV感染を見逃したのか?
10月の血液は、感染がわかって使わなかったと書いてある。
遡って2月の血液を調べたら、感染がわかったわけで…技術的に無理だったのである。
日赤は以下のように言うべきだったと、僕は考える。
「献血の血液から、すり抜けが起こり、新たな感染を起こしてしまったことは、申し訳なく思ってます。
しかし検査に限界があり、できる限りすり抜けが起こらないように、検査の充実を図ってまいりますが、
HIVだけでなく、血液で感染する感染症の疑いがある方は、献血はお控えいただきますよう、お願いいた
します。その場でお話しできない場合は、コールバック制度で血液を破棄できますので、ご利用ください」
そしてマスコミが、盛んに報道すべきなのは、
HIVは早期発見すれば、治療ができ、寿命を全うできるという正しい情報の提供。
それが過去にエイズ・パニックを引き起こした責任だと僕は思う。
posted by いく at 03:34| Comment(0) | +@…陽性者の視点から | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年07月27日

「あなたを一生守ります」と告白された。

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虫歯の治療が殆ど終わった。
残っているのは上の親不知2本。
虫歯は始まっていて、いずれ酷くなる可能性もあるので、抜歯を検討中。
今、HIVの主治医とやりとりをしてくれている。

今日、待合いに着いたら、
僕が紹介した友人が丁度、会計をしていた。軽い会話を交わす。
呼ばれたので、僕は診察台へ。
最終的なチェックの予定。

磨き残しをや歯の際に残っている汚れを、助手の方が丁寧に取ってくれる。
その後、例の医師が、
いつものように状態を詳しく説明してくれた。
そこで「あ、ご紹介ありがとうございました」と笑顔でお礼を言われた。
僕も陽性者、紹介した友人も陽性者。
とても技術があって、医師が素敵なので、
歯のことで悩んでいた友人に「行った方がいいよ」と強く勧めた。
血液で感染する病気を何も持ってない人より、
ひと手間かけているだろうな…と思っている僕は、
その言葉がとても自然で、嬉しかった。

「(歯ブラシの使い方を)もうしましたっけ?」と聞かれた。
歯ブラシの持ち方は、他の歯科でも聞いたことがあったが、
「まだです」と答え、この医師の説明をきちんと聞いてみたいと思った。
模型を使いながらの説明だったが、全周の内側、外側の磨き方や
歯ブラシの角度、動かし方まで丁寧に話してくれた。
歯間ブラシのサイズ、歯間に入れる角度まで。
ここまで説明されたのは初めて。
一通り終わると、「では3週間後のお越しください」
「磨き残しがないか、チェックをしましょう」
「歯ブラシを持って来てください。赤く染めるやつでやってみますか?」
勿論「はい」と答えた。子供の頃にみんなでやった記憶が戻ってくる。懐かしい。

今まで通っていた歯科はどこも、治療時間を引き伸ばし、
悪いところの治療が終わると、「今日で終了です」と言った。
でもこの医師は「定期的にメンテナンスをしていきましょう」と言う。
治療が終わっても、一緒に歯の健康を守ってくれるのだと気づく。

今の医師がどんどん虫歯を直していくことに、
経営的にはどうなのだろう?と、以前友人とも話していた。
そうではなかった。最後まで面倒を見てくれるのだ。
これが本当の良い歯科医なのだと感じた。
歯のホームドクターができた。
posted by いく at 03:38| Comment(0) | +@…陽性者の視点から | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年05月11日

緊張の飲み会&僕らの結婚式【告知あり】 

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よしと僕は、5月17日で、出会ってから丸10年を迎えます。
区切りのよい年で、心に残る瞬間を大切な仲間と共有したかったので、
2013年6月9日(日)名古屋のNLGR+にて結婚式を挙げることにしました。
夕方くらいになると思いますが、もしよろしければ、会場にお越しください。

内々では話が進んでいたものの、はっきりしたことがつかめるまでは、発表を控えてきました。
それと僕らには最大の難関がありました。妹たちです。

NHKに出たときに、顔出しをしてよいかどうか、相談したことがあります。
(上と下の)妹がいて、当時内心では下の妹の方が、難関だと感じていました。
ところがテレビに出ることに積極的だったのは、下の妹の方。
上の妹は、反対までは言いませんでしたが、かなり消極的でした。
その理由は、HIVのことよりも、セクシュアリティのこと。
もっとも僕のこれからを真剣に考えてくれ、心配してくれたのですが…。
そのことが僕の心には、大きく引っかかっていて、
NHKのブログを始めることも、事前には伝えられませんでした。

NLGR+で結婚式を挙げるということは、どこかで妹たちに伝わるかもしれない。
それよりも晴れの舞台、本当は、その時間を妹たちとも一緒に共有したい。
もし拒絶されてっしまったら、あるいは難色を示されたら…。
そんな思いが心の中に渦巻いていましたので、
昨日1日(夜に自宅で飲み会予定)を重苦しく過ごしました。

で、上の妹はエビ好き。だから大きなエビフライを手に入れ、
美登利寿司で、上寿司を買い込んで、ご機嫌取りをしようと準備。

よしには、僕の代わりにボランティアをしてもらい、家族3人で飲み会を開始。
枝豆、カルパッチョ、美味しいおしんこ…。
乾〜杯!ってなわけですが、内心は穏やかではありません。
差しさわりのない、楽しい会話をつづけた後で、
「では本論に…」と言うと、妹たちにも緊張が伝わったのか、
「悪い話じゃないでしょうね」と一言。
そして2人は「ちょっと待って」とベランダで煙草タイムに…。

ブレイク明け、また普通の会話に戻りましたが…(このままではいけない…)
意を決して、NHKのブログの話をすると、「もういいわよ」とすんなり。
そしてNLGR+の説明をして、同性結婚式に出ることを伝えると、
「な〜んだ」と。すんなりOKが取れました。
そして上の妹からは「よしさんが良かった」
「お兄ちゃんの持ってないもの、足りないところを持っている」
「お兄ちゃんの心が、今までの人の中で一番安定している」という言葉たち。
何度も4人で、飲み会やら、旅行やらしていますので、
ある程度気心は知れていると思ってはいましたが、
偉大なのは、よしです。2人の心をしっかりと掴んでいる。
妹たちがよしのことを認めてくれているから、幸せなのだと感じました。
長い1日だったけれど、ホッとして放心状態。
その僕を見て、よしは笑っていましたけれど…。
よしが帰宅した時には、話が終わっていたもんね。
誠意、信念を持って伝えれば伝わる。
心がスーッと晴れ渡っています。さあ、前を向いて行くぞ。
posted by いく at 03:47| Comment(0) | +@…陽性者の視点から | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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