2012年11月30日

たぶん僕も映ります。

12月1日のBS朝日18:00〜18:30、ぷれいす東京が取材を受けた番組がON AIRされます。翌日再放送もあり。もしよろしければご覧ください。http://www.bs-asahi.co.jp/genba/
posted by いく at 02:09| Comment(3) | +@…陽性者の視点から | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年11月29日

「第26回日本エイズ学会」  

日本エイズ学会、僕は第20回の東京の時が初参加である。
前年熊本学会の頃、ボランティアにはかかわっていたが、
学会はとても敷居が高く、参加できるものだとは思ってなかった。
初参加のときのドキドキした感覚は、今でも心の奥に残っている。

「たんぽぽ」.jpgどの学会に参加しても、何らかの違和感を感じる。
Aのセッションで話していることと、Bのそれが全く違う方向を示していたりする。
同じような事柄を研究しても、考え方や方法、見る角度で全く違う。
陽性者として…とか、生活者として見ていることが僕は多い。
最初は、ただ聞いていただけだった。
2回目以降は、結構大胆に質問や疑問を投げかけたりもする。
今回は1回だけ…僕がかかわったプロジェクト「たんぽぽ」で、質問した。
その出来上がりは満足の行っているものだけれど、
出来上がるまでの道のりは、並大抵のものじゃなかった。
もう出来上がらないのではないかと感じたことすらあった。
月日が流れると、良い思い出や楽しいこと、成果だけが残る。
仕事の成果としてはそれで十分なのだが、
そこでの苦労を分かち合ったり、伝えておかないと、忘れてしまうのである。
そして同じ苦労をする。そんな思いで問いかけた。

前回の学会から、自主検査より医療者の積極的な介入という方法が見えてきたり、
針刺し事故以外の予防服薬の話が出てきたり、
郵送やネットで申し込めるキットの話や、
口腔内粘膜で検査をするキットの話だったり、
あるいは新薬の話、合剤やより副作用の少ない薬の話。
メンタルヘルスや薬物、様々なアディクションの話。
各分野で激論が交わされている。

感染不安の電話相談を受けていて、
陽性者のサポートを現場でしていると、
感染がわかってから、死に至るイメージのままで、苦しんでいたり、
陽性と分かった瞬間に、診療を拒否されてしまう例。
会社を首になったり、病名を公表してなかなか就職ができない事実。
サポートの手が届かない場面に遭遇する。学会では触れられることは少ない。

学会に来ていると、医師も看護師も行政の方も、陽性者も、NPOの人たちも、
参加しているみんなが、精一杯頑張っていると感じる。
そしてそれはたぶんとても大切なことなのだろうと思う。
でも病院、医師、看護師、医療従事者の中には、
HIVを怖がっている人たちがいることを僕は知っている。
HIVを毛嫌いしている人たちも僕は知っている。
勿論、世間を構成している人たちにもそういう人々は大勢いる。
そこを何とかしないと、HIVを取り巻く環境は変わらないのではないか。
それは陽性者一人一人がすることだろうか。
せめて専門家という人たちにもう一度見つめてもらいたい。
社会の中で、理解を深めていく協力をして欲しい。
posted by いく at 02:31| Comment(0) | +@…陽性者の視点から | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年08月15日

長旅と人工透析

DSCN4411.JPG5泊6日の旅は、本当に久しぶりだ。
透析を始めたときから、暫くは長旅ができないだろうと考えていた。
HIVを持ちながら、人工透析を受けさせてくれる施設が少ないのである。
今回、仙台ですんなりと受けられたことに、驚いた。
世の中には結構あるのかもしれない。そう思った。

初日、事務手続きで、外来の待合に案内された。
そのことをとても変だなぁと思っていたし、
事務員に何度か「旅行透析で来たのだけれど…」と伝えても対応は変わらなかった。
「9時10分までに来てください」と言われていたのに、
待合ですでに10時になろうとしていた。

急に事務員が慌ただしく、僕のところに来て、待合から連れ出した。
結局3階の病棟の一番奥にある透析室に連れて行かれる。
担当の看護師さんは、何度も僕の携帯に電話をくれたそうである。
たまたま前日、友人の車の中に忘れてしまって、手元になかった。
明らかに行き違ってしまった。

透析のベッド数は、6床しかない。
医師はひとり、看護師が3人、技師2人と手厚い看護。
対応には全くストレスを感じなかった。
周りの人たちと同じように接してくれる。
僕の周りで、会話の花が咲く。
意外だったのは、金曜日だけでなく、月曜日にも予約が入っていた。
その時点では、キャンセルを伝えた。

開始が1時間以上遅れたこと、初めての施設で緊張したこと、
そして一番大きかったのは、前日炎天下で平泉を歩いて、
僕の体には、見えないダメージがあったようだ。
オリンピックの応援で、睡眠不足ということも影響したかもしれない。
後半、とてもわさわさとしてきて、落ち着かない。
じっと寝ているのが辛い。
看護師さんが僕の異変に気づき、血糖値を測ったり、
血圧を測ったりしてくれる。
看護師さんと技師さんはいろいろな対処を考えてくれているが、
最終的には、東京からの預かりものの僕にいろいろな対処はできにくいということで、
結局、時間を早めて終わることにした。
ウェイトが0.5kg残ってしまう。それも金曜日。
(土日と2日空いて、月曜日も東京でするとなると、+半日。次まで2.5日)
やはり水分調整に負担がかかる気がしたので、急遽月曜日もお願いする。

2日間、別の施設で透析を受けて、なんだかとても嬉しかった。
ただの感染症と扱われることが、こんなにもすっきりした気分にさせてくれるんだな。
丁寧な対応をしてくれたスタッフの皆様に感謝です。
posted by いく at 00:10| Comment(1) | +@…陽性者の視点から | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする