2019年08月19日

「Over The Rainbow」190815

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8/15はお墓参り。真夏のこの時期に、なんと行田市にあるお墓に出かける。あの日本一熱い熊谷が隣りなので、炎天下のお墓参りとなる。透析の身にはきついので、最近は妹たちに任せることも多い。

今年は下の妹が行けないことになり、僕の出番となった。よしも休みを取ったからと付き合ってくれた。上の妹の車で、ドライブ。僕が助手席に乗るのは久しぶり。

遠い親戚が、うちのお墓の近くにあり、墓守をしてくれている。おじさん(と言っても父のいとこだが)は体調を崩して、入院しているとのこと。昨年新築した家には3か月しか住めなかったそうだ。今はお嫁さんと3人の子供が暮している。

新築のお宅にお邪魔している間、よしは車の中でお留守番だった。親戚とは近いようで、遠い存在。自分がゲイであることやHIVに感染していることは、話す必要のない距離感だ。お家に上がって、お嫁さんが開口一番、「テレビ見ましたよ。お父さんと子供たちと車の中で。」「でも、びっくりしちゃった」と言いながらなんだかとても嬉しそうに話してくれた。「テレビはやっぱり太って見えるのね」などなど。

いつも畑のものをお土産にいただくのだが、車まで来て、よしの姿を見たら、すぐに「気づかなかった。一緒に上がってもらったら良かったのに」と言った。妹がよしを「兄の彼です」と紹介。ふたりが仲良く話していたら、お嫁さんはそのことが嬉しかったようで、「良かった。良かった」と微笑んでいた。

お塔婆を受け取って、お墓参りをして、車で帰ろうとしたら、妹が「虹だよ。見て!」と叫んだ。
やっぱり今日はそういう日なのだと思った。
次からは、よしも一緒におじさんのお宅におじゃまできるかな。
帰り道もずっと虹が空に架かっていた。僕がなかなか見つけられないと、妹がそのことを笑う。
3人で外食をしてから帰宅した。なんだかほんわかとした一日であった。
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2019年08月12日

「裁判の行方は?」190809

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画像:やっぱり暑い夏は冷やし系だね。


8/9に非公開の進行協議期日が行われた。第二回期日での国側(被告)からの回答が「(同性婚を)想定していない」という言葉のみで、原告側の弁護団とののやりとりが平行線に終わったため、裁判長からの提案で、今後のことを協議する意味で開かれた。

大法廷とは違い、小さめの法廷で、協議が進められた。しかも裁判長は高い席ではなく、原告代理人と国側代理人と一緒のテーブルについていた。裁判に慣れていない僕からしたら、3者の関係性がとても近く、膝を突き合わせて話し合っているかのように見えた。が実際には、国側だけ同じテーブルにはついていない態度だった。残念である。原告弁護団が、様々は方向から、切り崩そうとしても、それはもうすでに提出をしていて、それ以上にはないという態度。薄っぺらい主張だった。

同じ法律の勉強をした身として、考えて欲しい、一緒にこの案件を議論して行こうじゃないかという中川弁護士の魂の問いかけにも、反応はほとんど見られなかった。

ただ今回、大きかったことは、この裁判を進めて行くにあたって、裁判長から争点の整理をしたことだ。
1) 憲法制定当時の婚姻制度について(成り立ちや制定の視点)
2) 同性婚について、現状の社会では認識がどう変わってきたか。またそれをどう考えるか。

第二回期日での国側の回答が一貫して、争う必要がないなど、同性愛者を全く無視している状態だが、進行協議期日でのあり方も全く変わっていなかった。結果として、裁判長からは、国側がこの態度を続けるなら、原告側が色々な証拠を積み上げて、裁判を前に進めないといけない。しかしこれだけ具体的に実証を求めているのに、それをしないことは国側が不利になる(実際あに言葉にしたわけではないが、そう読み取れる言葉があった)と示した。性自認や性的指向の話にも及んだが、それは他の判例などで、変更ができないものだと示されているし、もうすでに社会的認識があることだとも、裁判長は示した。

前半、国側はかなりごり押し的な発言が多かったが、途中から国側の代理人の手が震え、言葉が少なくなっていった。さあ、次の期日が見ものだ。国側が現状を打破するために、証拠を提出できるのか。それとも今まで通りの主張を繰り返すのか。いずれにしても裁判が大きく動くはず。ぜひ傍聴にお越しください。面白くなってきた。

第3回期日 10/16(水)14:30 東京地方裁判所 
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2019年07月12日

「想定されていない」僕らにできること

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第二回期日の報告会の一コマ(撮影:Ken Suzukiさん)

7/7東京地方裁判所第103号法廷で、「結婚の自由をすべての人に訴訟(同性婚訴訟)」の第二回期日に原告として参加した。15時に開廷して、40分間かかった。その後、報告会を1時間して、地元の駅に着いた時には体力が限界になり、フラフラになって、やっとの思いで自宅に到着。3時間爆睡した。ずーっと平行線の会話を聞いていることほど精神的に疲れることはない。

第一回期日で小野春さんと僕が意見陳述をした。今回は国側の回答が出た。反論してくることは想定していたが、反論よりもひどい「無視」という対応だった。前回の国側の代理人はとても張り切って、原告に対抗するぞという雰囲気を醸し出していた女性だった。とても手ごわそうだった。しかしその女性が、第二回期日では姿を見せなかった。あの攻撃的な態度で、反論してくると思っていたから、少し拍子抜けをした。だが交代した若い男性の態度は、僕の想像を超えるものであった。

国側の主張は、「日本国憲法が制定されたときに、憲法第24条に『婚姻は、両性の合意のみに基づいて成立』と書かれていて、両性とは男女のことを指していることは明白だ。同性婚は想定されていない」だった。それは最もなことだと思う。当時はまだ同性愛は病気とされていたし、異常とさえ思われていた時代の話だからだ。

しかしその後がすごかった。「それでは憲法第24条は同性婚を禁止していますか?」との原告弁護団の問いに「想定していません」と答え、「それでは憲法第24条は同性婚を禁止していないんですね?」の問いにも、「想定していません」と続けた。さらに様々な形でくずそうとした原告弁護団の言葉に、「先ほど述べたとおりです」とか「想定していません」を繰り返した。まるで壊れたテープレコーダーだ。

本国が同性愛者に対して迫害をしていることを理由に、難民の受け入れを認めた例を提示しても、「担当部署が異なるため、この場で私から申し上げることではない」との回答。ばかにしている。

原告弁護団も熱く語ってくれたが、暖簾に腕押し状態。「同性婚は想定していない」ではなく、「同性婚を認めて欲しい」と訴えている同性愛者も存在していないと言われているようだった。世界的に同性婚を認められている現状に照らしても、オリンピック憲章に基づいて、オリンピックを開催する国としても恥ずかしい。

全国の自治体では、同性パートナーシップ制度が続々と認められる中で、同性愛者を無視し、全く議論をしない態度は許せない。日本はこのままでいいのだろうか。真摯に議論ができない国は腐敗していく。未来が見えるために僕は何ができるのだろうか。参院選は、はっきりと「同性婚」や「選択的夫婦別姓」を認めようとしている政党や候補者に投票しようと固く決意した。

Marriage For All Japan 第二回期日の報告
http://marriageforall.jp/blog/20190710/
HUFFPOST 
https://www.huffingtonpost.jp/entry/marriage-for-all-tokyo-second-oral-argument_jp_5d2322d8e4b0f31256871626
BuzzFeedNews
https://www.buzzfeed.com/jp/saoriibuki/marriage-for-all04
posted by いく at 08:43| Comment(0) | 同性婚訴訟 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする