2015年12月24日

「生きること。」2009年04月17日mixi日記より

mixiを読み返していたら、改めて伝えたい日記があったので、UPします。

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マイミクさんの日記を読んでいて思ったことがある。
そこで僕が書いたコメント。

…僕も同じように思うことが多い。
でも「HIVになったから」が理由じゃないと思う。
たぶん僕も感染が分かった当時は、
HIVの先に「死」を見たんだ。
やっぱり怖かったんだね。何も知らなかったから…。
「死」を見つめたことで、
残りの人生を「どう生きようか」に繋がったのだと思う。
だからHIVになったからじゃないよ。
「死」と正面から向き合ったからだよ。
僕はそう思う。

陽性者スピーカーの時、
ついつい「HIV陽性だから…」という思いで話すことが多くなる。
でもよく考えたら、
そのことを考えるきっかけが「HIV陽性」ということで、
病気があっても、そうでなくても、
どんな病気でも、どんな出来事でも、
自分がちゃんと向き合えれば、
いろいろなことを感じ取ることができるのだと思う。

僕もそのつもりでも、そう言えば直視していなかったなぁ、と思う。
たまたまHIVが陽性になったという出来事で、
これから先、自分がどう生きていくかを明確にできたのだと思う。
今しなければ、明日はないかも知れないと思ったから、
できたこともある。
でもそのことは、別にHIV陽性にならなくても、
できることなんだよ。
そんな風に改めて思った。

今朝はなぜか早起きで、
ぼんやり明けて行く空の明かりが、カーテン越しに差し込んでいる時、
相方の寝顔を見て、なんだか柔らかな気持ちになった。

昔何人もの恋人との間で喧嘩をした。
それでもフッと目が覚めた時、その寝顔を見て、
「こうやって何も言わなければ、可愛いのにな」
なんて考えたりしていた。
でもさ、本当は寝顔で確認するのじゃなく、
お互いに「ごめん」をして、ギュッとして、キスをして、
許しあえた方が良かったなぁと思う。
どこかで向き合っていなかったんだよ。恋人に…。
6年もの間、幸せを感じ続けていられることに、感謝している。

いろいろなことはあるけれど…。
新しい希望の朝を迎えた。
posted by いく at 03:00| Comment(0) | +@…陽性者の視点から | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月10日

OUT IN JAPAN

ご無沙汰しています。
セクシュアル・マイノリティのポートレイト10,000枚を目指している「OUT IN JAPAN」の企画で、レスリー・キーさんにふたりを撮影して頂きました。「RENT」とのタイアップ企画で、会場でも写真が見られます。
個人的には、カミングアウトは強制されるものでも、しなければならないものでもないと考えています。僕はたまたま家族や周りの人たちが理解してくれているので、ゲイであることも、HIV陽性であることも、もっと身近に感じて欲しいという思いがあって、カミングアウトしています。

「OUT IN JAPAN」http://outinjapan.com/
僕らの写真 http://outinjapan.com/ikuo-sato_yoshifumi-aso/
メッセージもお読みください。
posted by いく at 02:18| Comment(0) | ぷらっといく。…日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年07月06日

ぷらっと聴く。雨の日のひとりごと〜八神純子  

150703 八神純子.JPG

2015年7月3日金曜日。東京は梅雨の雨の中。
ビルボード東京での1曲目。「サマー・イン・サマー」が
原曲より少しテンポを落として、大人の海に連れて行ってくれた。

デビュー曲「雨の日のひとりごと」大ヒット曲は「みずいろの雨」
野外ライブではいつも雨が降る。田園コロシアムもそうだった。
雨の似合うアーティスト、八神純子。デビューしたときから大好きだった。勿論今でも。

何年か前に日本での活動を復活させたその時も足を運んだが、
ビルボード東京でのライブ
「八神純子 with 後藤次利 “The Night Flight 2”feat. 松原正樹、村上“ポンタ”秀一、佐藤準」
凄い面々の最高のライブと期待が高まる。
病欠の松原さんに代わり、急遽参加した松野”Kay-Ta”啓太さんのギターで始まった
「想い出のスクリーン」で、なぜだか涙が零れた。
「ポーラースター」まで、あっという間に世界に引き込まれる
若い頃の伸びのある声は健在で、人生の年輪を重ねている。
演奏も素晴らしい。主張しすぎないそれぞれが心地よい。
松野さんも素晴らしかった。時にはカルロス・サンタナのようでもあるし、
リー・リトナーでもあり、ジョージ・ベンソンでもあった。

カバー曲も、ひとつひとつ丁寧に歌い上げてくれた。
「サマータイム」も「スムーズ・オペレーター」も素敵。

後半の「I’m A Women」「パープル・タウン」「みずいろの雨」でノックアウト。
そして後藤次利作曲のライブのタイトル「夜間飛行」のために
カーテンが開き、夜空に浮かんだ摩天楼が現れる。

♪幸せになるために たそがれの街を 心あふれ出す 
思い出 抱いて 離れていくのよ …

アンコール「ラブシュープリーム」「Mr.ブルー」の弾き語り。
夢のような時間が過ぎていく。
夜空に吸い込まれそうな感覚になる。

八神純子がアメリカに渡り、音沙汰の少ないときに、
僕はHIVに感染している。そして今、病気を持ちながらも、
大切は相方にめぐり逢い、日々を過ごしているが、
感染前の音楽に触れると、不思議と辛かった思い出が湧いてきたりする。
やはり心のどこかで後悔しているのかな。
でも、あの日があったから、今の幸せがある。だから嬉しい、優しい涙になる。
アカペラで「Smile」を歌ってくれた。
♪Smile その微笑みがあなたに降りそそぐ太陽になるから…
タグ:八神純子